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どうして先生は風邪をひかないの?
・・・それは、私がAIだからです!。。。というのはジョークですが・・・
今年は夏~秋にマイコプラズマ、秋~年末にインフルエンザが大流行し、患者さんや親せき、友人からもこの質問をよく聞かれました。小児科の診療は毎日朝から晩まで感染症の子供たちと向き合っており、一般の方々からすると感染症に暴露されている時間や濃度が圧倒的に濃い中で、どうして私が平気なのか不思議に思われるのも当然です。もちろん私も生身の人間なので、今まで何度も風邪をひいたり体調を崩すことがありました。これらの経験を通して、どうしたらそれを予防できるかを常日頃から考えるようにしています。マスクは診療中は常にしていますが、冬場は濡れマスクという厚いフィルター付きのマスクをしており、喉の乾燥予防と、おそらくインフルエンザなどの飛沫の侵入を防いでいると思います。加湿は喉を守る意味でも大事で、診察室だけでなく就寝時も加湿器をつけています。他に感染を予防する方法としてはありきたりですが、診察の合間には手洗いをし、診療後にはうがいをし、暴露された、と感じた際には追加で洗顔なども行います。感染症を疑う子どもを診るときは、マスクが出来そうな子供には、喉を診るとき以外はマスクの協力をお願いしています。それでもマスクが出来ない小さい子どもや赤ちゃんが感染で受診することもありますし、激しく泣いたり咳をしたり、時には嘔吐することもありますので、やっぱり感染症の飛沫を受けたり接触する機会はたくさんあると思います。
感染はしたけど症状が出ない状態を、”不顕性感染”と言います。私はおそらく無数の感染症に暴露されて不顕性感染を繰り返して、多くの感染症の免疫がついていると思います。実際、数年前に行った採血で多くの感染症の免疫を持っていました。ということで、多くの感染症と人一倍 接する立場ですが、うっすらみんなの感染症に暴露されて、その免疫が自然についたのかな、と思います。
それと最近は以前より増して健康づくりに取り組んでおり、毎日の栄養バランスを考えてもらった食事摂取や、定期的に走ることで運動の習慣をつけていることも、風邪をひかない体づくりにつながっていると思います。