よくあるご質問

Q.
発熱で脳に後遺症が残ることはありますか?
A.
原則、発熱だけで脳に後遺症が残ることはありません。発熱をともない、後遺症を残すような脳炎や脳症などの場合、発熱だけではなく、意識が回復しないことや長時間のけいれんをともなっていることが多く、こうした場合は注意が必要です。すみやかに病院を受診してください。
Q.
プールに入ってもいいですか?
A.

とびひ(伝染性膿痂疹)
かきむしったところの汁(浸出液)、水疱内容などで次々にうつります。プールの水ではうつりませんが、触れることで症状を悪化させたり、ほかの人にうつす恐れがありますので、プールや水泳は治るまで禁止して下さい。

水いぼ(伝染性軟属腫)
プールの水ではうつりませんので、プールに入っても構いません。ただし、タオル、浮き輪、ビート板などを介してうつることがありますから、これらを共用することは避けてください。プールの後は、シャワーで肌をきれいに洗いましょう。

以上が、日本小児皮膚科学会、日本皮膚科学会、日本臨床皮膚科医会からの統一見解(平成27年5月)です。とはいえ、各保育所、幼稚園でルールは違いますので、それぞれの方法でお子様が楽しめるようにして下さい。
Q.
お薬を嫌がるお子さんへの対処法!
A.
お子さんがお薬を嫌がって飲まないと困りますね。そこで、教科書的な記載や経験から、薬を嫌がるお子さんへの上手な内服方法をご案内しますので、参考になるようでしたらお試しください。初めに、お薬を飲ませるタイミングです。多くのお薬は”食後”と書いてありますが、食後に飲むことを嫌がるお子様の場合、食前(または哺乳前)でも構いません。若干の消化吸収は変わることがあっても、飲めないよりははるかに効果が違うからです。次に飲ませ方ですが、粉薬を赤ちゃんの場合、少量の白湯(さゆ)かミルクに溶かして、乳首で飲ませると良いでしょう。溶解するミルクの量が多いと、通常のミルクを飲まなくなるので、溶解するのは少量にして下さい。そのほかにも、白湯で練ってダンゴ状にしたものを、指先でとって口の中の上の部分や頬の内側に塗り込むのも有効です。舌の上に塗ると嫌がることも多いので注意しましょう。塗り込んだ後はすぐに水分を取るようにして、口の中に味が残る時間を短くしましょう。幼児期になると、好き嫌いがはっきりしてきます。甘みの多い、シロップ、練乳、チョコ、アイスなどに混ぜて(薬を覆うように混ぜる)、飲んだ後は、すぐに水分を取るようにしましょう。飲めたらしっかり褒めてあげるのもお忘れなく。最後に、どうしても飲めない場合は、可能なら飲ませる人をタッチするのも有効な手段です。ある研究によると、母がどう頑張っても飲ませられなかった薬を、保母さんや看護師さんがあげた場合、100%近く飲ませることができたようです。これはお母さんが飲んでもらわないと、と一所懸命になればなるほど、子供がプレッシャーを感じることもあるようで、保母さんや看護師さんは家族ではない分、楽しく飲ませることができるのが理由のようです。家族にだれか他に飲ませてあげられる人がいたら、手を替えるのも方法かもしれません。さらに1日3回のお薬について、昼は保育所や幼稚園、学校で内服が難しい場合もあると思います。その場合は、朝はおうちで、昼の分は保育所や幼稚園から帰ったあとで、夕の分は寝る前でも構いません。お薬の飲ませ方でお困りの場合はお気軽にお問い合わせください。
Q.
赤ちゃんが寝ているときにピクピクするのはけいれんですか?
A.
けいれんの多くは、目を開いた状態で起こります。またピクピクした状態が続かなければけいれんである可能性は低いです。赤ちゃんがすやすや寝ているときに、ときどき手足の指がピクッとするのは、正常の反射の場合が多いので、様子をみて大丈夫でしょう。
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