子どもの救急対応

  大切なお子様が、急に病気や事故にあったら、御家族のかたは心配するのが普通です。 ここでは、一般的に多く遭遇する、子どもの救急対応についてご説明します。 詳しくは、子どもの救急対応マニュアルをご覧ください。

1.熱が出たとき

  お子様に熱が出た時、親御さんの心配で非常に多いのが、脳に影響が出ないかな?という御心配です。脳に影響が出るような発熱は、意識状態がいつもと違う、などといった、神経 症状を伴う場合が多く、発熱そのもので脳に影響が出ることは通常ありません。発熱の高さにも影響されません。

◎ご家庭では

発熱に気付いたら、両わきや首、頭、股の付け根などを、氷枕や氷のう、冷たいタオルなどで冷やしましょう
布団のかけ過ぎは熱がこもるので注意しましょう
38.5℃以上でつらそうなときは、処方された解熱剤があれば、使用しても良いでしょう
寒気がしたら温めてあげ、汗をかいたらよく拭いて着替えさせましょう
水分補給をこまめに行いましょう

○様子がみれそうな熱

38.5℃程度までで、いつもどおり遊んでいるか、すやすや眠っている場合

×すぐに病院へ行った方が良い熱

不機嫌やぐったりを伴う高熱
水分摂取ができず、おしっこがいつもより明らかに少ない
頻回の嘔吐や下痢を伴う
顔色が悪く、苦しそうなとき
呼吸や意識がおかしいとき
生後3か月未満の乳児

2.けいれん(ひきつけ)を起こしたとき

  けいれんとは、急に体の一部または全身がピクピクしたり突っ張ったりして、呼びかけても反応しなくなる状態です。赤ちゃんが目をつぶって寝ているときに手足が時々ピクッとするのは、多くの場合けいれんでは無く、正常の反射です。また発熱が出る途中に寒気がして体がぶるぶる震えるのも、けいれんでは無い場合が多いです。声をかけて意識の確認をしましょう。

けいれんに気づいたら、できるだけ落ち着いて様子を観察してください
指をかまれる恐れがあるので、決して口の中に指を入れないようにして下さい
けいれん中に吐いた場合は、のどが詰まって息が出来なくなる危険があるので、すぐ顔を横に向けましょう
けいれんが短時間で止まれば自宅安静を指示される可能性もありますが、原則病院を受診するようにして下さい
けいれんが10分以上続く場合や、意識の回復が悪い場合は、夜間であってもすぐに受診できる施設を受診してください

3.咳、ゼイゼイが強いとき

  咳は、多くの場合、風邪や気管支炎、アレルギーなどが原因で起こります。 ごくまれに、異物の誤嚥などでも起こります。以下のような咳は注意が必要となりますので すみやかに医療機関を受診してください。

せきこみが強くて、ぐったりしてくるとき
顔色や唇の色が悪いとき
息苦しそうな咳が続くとき
乳幼児で、犬が吠えるような(またはオットセイが鳴くような)かすれた咳やかん高い咳が出て、息を吸うと苦しそうなとき
乳児で呼吸を止めることがあるとき
異物(ピーナッツやおもちゃ等)を誤嚥したとき
呼吸が浅く速いとき。または肋骨の間や首の下のほうが息をするときに凹むとき
喘息の発作と思われるゼイゼイ・ヒューヒューがみられるとき
(喘息は、横になって眠れないときや、しゃべるのも困難な時はかなり重症ですので、夜間でもすみやかに医療機関を受診してください)

4.嘔吐(吐く)、腹痛のとき

  子どもの嘔吐の原因はいろいろあります。お子様が目の前で嘔吐している様子は親御さんにとってもつらく、ご心配になると思います。嘔吐の回数、内容、咳き込みを伴うか、赤ちゃんの場合、授乳時間との関係や、げっぷの様子等を観察して、受診時にお伝えください。
  また腹痛の原因は、便秘や胃腸炎、虫垂炎(いわゆる盲腸)などがあり、ほかにもアレルギーや精神的な原因まで様々です。
以下の場合は注意が必要ですので、すみやかに医療機関を受診してください。

続けて何度も吐いている
吐いたものに血液や緑色の汁(胆汁)が混じっている
けいれんを起こしている。意識がおかしい
強い頭痛や腹痛を伴う
吐きすぎてぐったりしてくるとき
おしっこの量があきらかに減っているとき
便に血液が混じるとき
いつも柔らかいおなかが硬くなってくるとき。あきらかに顔色が悪いとき
発熱をともなう腹痛で、歩くとひびくようなとき

*ご家庭でできること

咳き込んで吐いてしまったような場合(咳きあげ)は、お腹の病気で吐いているわけでは無いと考えられます。ご飯は食べられるものを食べさせてあげましょう
赤ちゃんが哺乳直後に吐く場合、噴水のように毎日飲んだミルクを吐くときは、受診をおすすめします。それ以外の垂れる程度の吐き方で、体重が増えていれば心配ないと思われます。診療時間に受診してご相談ください
胃腸炎と思われる吐き方の場合は、吐くのが落ち着いたところで、少しずつ水分をとらせてあげて下さい。お茶や飲みやすいジュース、お子様用のポカリなど、飲めるものなら何でも結構です。ある程度飲んでも吐かなければ、食べやすいゼリーやプリンなどを少しずつあげるようにして下さい。胃腸炎が落ち着くまでは、あぶらっこい食事やお菓子は控えるようにして下さい
診療時間

休診日
水曜午後、日曜、祝日

▲土曜午後14:00〜17:00

(予約:予防接種、乳児健診、慢性外来)

予約診療時間
9:20〜11:30/14:30〜18:00
(土曜午後:14:30~16:30)