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お知らせ
子宮頸がんのワクチンについて(キャッチアップ接種の無料期間が3月末までです)
子宮頸がんは、年間約1万人の女性がかかり、3000人近くの女性が亡くなる危険な病気です。さらに頸がんの前の段階で見つかっても子宮の入り口を一部切除する場合があり、将来赤ちゃんを無事に育てられるかどうかにも影響がでることがあります。このワクチンは、痛みや失神の副反応が疑われて積極的に勧めるのが中断された時期があり、その頃の不安をもってみえる親御さんも多いと思いますが、心配された副反応とワクチンの関連性は証明されず、子宮頸がんをかなりの確率で予防できるため、接種する女の子自身と(将来の)赤ちゃんの安全のために必要なワクチンです。実際当院でもかなりの方が接種されましたが、問題になるような副反応は現在のところいません。定期接種では小学校6年生~高校1年生の女子が対象ですが、令和7年3月31日まではキャッチアップ接種という対象年齢を拡大したワクチン接種が行われています。キャッチアップ接種の対象になるのは、1997年度(1997.4.2)生まれ~2007年度(2008.4.1)生まれの方と、2008年度(2008.4.2~2009.4.1)生まれの方は、2025年3月31日までに1回目接種を行えば、2025年4月1日以降も無料で接種できます。
この機会を逃すと、定期接種やキャッチアップの時期を外れた方は、希望する場合自費でのワクチン接種になります。子宮頸がんのワクチンは非常に高額なので、ご希望される方は是非無料で接種できる時期にご検討下さい。ご不明な点があれば遠慮なくお聞きください。