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桜の法被(はっぴ)

20年に1回、伊勢市民が神領民であることを再認識し、誇りに胸を熱くするお木曳行事が、約2年後に迫ってきました。私は桜木町で0歳から育ったので、20年前、40年前のお木曳を桜木町民として参加しました。桜木町の法被は、桜をあしらえたとても格好良い法被で、私は小学生の頃からこの法被を着てお木曳に参加するのが大好きでした。桜は一番好きな木で、クリニックのロゴマークにも採用しています。今回のお木曳も、大好きな桜の法被を着て、桜木町民として、父の跡を継いで救護斑も兼務して参加することになりました。先日、結団式に参加しましたが、奉曳団の参加世帯が少なく、前回のお白石曳きの半数程度とのことでした。式の参加者はご高齢の方が多く、役員の高齢化も深刻な様子でした。世帯数の減少、少子高齢化、高齢による参加困難、伝統行事に対する若年世帯の意識離れがあるのかな、と想像していました。私は小学生から参加したお木曳をいまだに鮮明に覚えており、地域のみんなで粋な法被を着て”エイヤー、エイヤー”やる思い出は大人になっても大切な宝物になります。伊勢神宮のお宮を建て替えるお木曳を20年毎の行事としてする意味は、各世代がそれを引き継ぐことが出来る年数と聞いたことがあります。神様の近くで生活している特別感を感じ、地域のみんなと一緒に揃いの法被で神宮のもとへお宮の材料となる石や木を運ぶ一体感や充実感は、忘れられない思い出になると思うので、参加を迷っている方はぜひ地域のお木曳きに参加してみて下さい。桜木町に在住している方やルーツのある方、興味のある方は、是非一緒に桜の格好良い法被を着て、伝統行事を楽しみましょう!