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小児科と季節と感染症

小児科クリニックで一番多く診察する病気は感染症です。2015年に開業して最初の5年ぐらいは、冬になって雪がちらつくクリスマス頃にインフルエンザAが流行し始めバレンタイン頃まで続き、インフルエンザBが春頃まで混じって終了。真冬から春先までの空気が乾燥する時期はRSウイルスが流行。春になって保育園や新生活が始まると鼻かぜや中耳炎の子が増え、初夏はヒトメタニューモウイルス、夏になるとアデノウイルス、ヘルパンギーナ、手足口病といった感じで、季節の移り変わりを感染症で実感する外来でした。しかしコロナが流行し、マスクを強いられ、集団生活が制限され、感染症の流行が無くなり、この間の免疫が全くつかない時期がありました。昨年5月にコロナが5類扱いになって日常生活が戻った途端、季節を問わない感染症の流行があり、冬に流行するはずのインフルエンザは昨年1年間流行しました。温暖化の影響などもあるのか、コロナの流行前からRSウイルスは温かい時期にも流行するようになり、ウイルスも変化や進化をしているのか、以前に比べると季節感が減りつつあります。ところが今年は少し季節感が戻り、夏場に手足口病が大流行し、数年ぶりにマイコプラズマが流行し、寒くなり始めた最近はインフルエンザがちらほら出始めています。インフルエンザはワクチン接種で重症化を予防する可能性が上がりますので、まだ接種されてない方はぜひご検討下さい。随時ご予約受付中です。